※本記事にはアフィリエイト広告が含まれます。
タクシー運転手への転職を考えている人に向けて、正直に書きます。
私は関西で現役タクシー運転手をしています。転職してよかったと思っている部分も多いですが、「事前に知っておきたかった」「思っていたのと違った」と感じたことも当然あります。
この記事では、後悔したことや想定外だったことを包み隠さずお伝えします。転職前に読んでおけば、入社後のギャップを減らせると思います。
この記事でわかること
- タクシー転職後に後悔したこと・想定外だったこと
- 事前に知っておけばよかった現実
- それでも転職してよかったと思っているか
後悔したこと・想定外だったこと
1. 手取り40万円は無理だった
転職前、私は「うまくやれば手取り40万円くらいいけるんじゃないか」と思っていました。
結論から言うと、全く無理でした。
関西エリアの完全歩合制で、慣れてからの月の手取りは平均30万円前後です。良い月でも35万円前後が現実的なラインで、40万円には遠く及びません。
ただし、大阪市内の中心部(ミナミ・キタ周辺)は別格です。乗客の絶対数が違うため、同じ関西でも稼ぎやすさは大きく異なります。私が勤務しているのは大阪市内中心部ではないエリアなので、中心部で働くドライバーとは収入水準が変わります。
求人広告に「年収600万円も可能」などと書いてあることがありますが、それは大都市中心部や一部の優秀なドライバーの話です。自分が勤務するエリアを確認した上で、現実的な収入目標を設定することが大切です。
事前に知っておくべきこと: 転職前に歩率と平均的な水揚げから手取りを計算し、現実的な収入目標を設定しておくことが大切です。
2. 貸切仕事の早朝出庫がつらい
私は朝が苦手です。それを知りながらタクシーに転職しました。
隔日勤務の通常の出庫は自分である程度調整できるので、それほど問題ありません。ですが貸切仕事が入ると話は別です。
貸切は早朝に空港や駅まで送る仕事が多く、朝5〜6時に出庫しなければならない日が結構あります。
貸切は売上になるので会社的にも自分的にも助かる仕事ではあるのですが、朝が苦手な私にとって早朝出庫は今でもしんどいです。これは転職前に想定できなかった誤算でした。
朝が苦手な人へ: 入社前に「貸切仕事の頻度と出庫時間帯」を確認しておくことをおすすめします。
3. 眠気との戦いが想像以上につらかった
眠気との戦いがあることは転職前からわかっていました。ただ、実際にやってみると想像をはるかに超えてきつかったです。
深夜から明け方にかけての眠気は、気合いでどうにかなるレベルではありません。目が開かなくなることもあり、安全面でも本当に怖い思いをしました。
慣れてからはましになりましたが、それでも乗務の終盤に強い眠気が来ることはあります。仮眠を上手に使う技術を身につけるまでの期間が、想定より長くきつかったです。
対策: 乗務中の仮眠の取り方については[こちらの記事]で詳しく書いています。
4. 暇な日のメンタルが病む
タクシーは天候・季節・曜日によって売上が大きく変わります。
忙しい日はあっという間に時間が過ぎますが、客が全然来ない暇な日は本当にきついです。
走っても走っても客が乗らない。アプリも鳴らない。時間だけが過ぎていく。
そういう日は売上への焦りと時間を持て余す感覚が重なって、メンタルにじわじわとダメージが来ます。完全歩合制なので「働いても稼げない時間」がそのまま収入ゼロに直結するプレッシャーもあります。
転職前は「暇な日は楽でいい」くらいに思っていましたが、実際は逆でした。稼げない暇な日の方がきついです。
これは性格による部分も大きい: 売上が読めない状況でも気持ちを切り替えられる人は向いています。数字に一喜一憂しやすい人は、精神的にしんどい局面が来ることを覚悟しておいてください。
5. 入社当初の車がボロかった
これは盲点でした。
タクシー会社の求人やHPには新しい車の写真が載っていることが多いですが、入社したばかりのドライバーがその車に乗れるとは限りません。
私が入社当初に乗っていたのはコンフォートという旧型の車でした。車体は古くガタがきており、走りも重く運転しづらい。正直、毎日乗るのが苦痛なほどでした。
今はJPNタクシーに乗れるようになりましたが、それには一定の社内基準(売上・顧客評価など)をクリアする必要がありました。入社してすぐ良い車に乗れるわけではない、ということを事前に知っておくべきでした。
入社前に確認を: 入社当初はどの車種に乗るのか、良い車種に移るための基準は何かを確認しておくことをおすすめします。
それでも転職してよかったと思っているか
後悔した点を正直に書きましたが、総合的には転職してよかったと思っています。
収入は前職より上がり、月の自由な時間も増えました。完全歩合制の「頑張った分が収入に反映される」仕組みも、慣れてくると面白さを感じます。
ただ、転職前に現実を知っておくかどうかで、入社後のギャップの大きさは全然違います。
「思ってたのと違った」で早期退職するドライバーは少なくありません。この記事がそういう人を一人でも減らす役に立てればと思います。
タクシーへの転職を考えている人へ
転職を検討しているなら、まず複数の会社の条件を比較することをおすすめします。会社によって歩率・車両・研修・対応アプリが大きく異なります。
まとめ
- 手取り40万円は現実的ではない。関西エリアでは30万円前後が平均的なライン
- 貸切仕事で早朝出庫が発生することがある。朝が苦手な人は要確認
- 眠気との戦いは想像以上にきつい。仮眠の技術を早めに身につけることが重要
- 暇な日のメンタルダメージは想定外だった。売上への焦りと時間を持て余す感覚が重なる
- 入社当初は旧型車に乗ることが多い。良い車種に移るための条件を確認しておくべきだった

