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タクシー運転手への転職を考えているなら、まず「自分がタクシーに向いているかどうか」を確認しておくことをおすすめします。
向いていない人がタクシーに転職しても、続かずに早期退職するケースは少なくありません。私は関西で現役タクシー運転手をしており、同僚を見ていても「向いている人」と「向いていない人」の違いははっきりあると感じています。
この記事では、その違いを正直に解説します。
タクシー運転手に向いている人
運転が好き、または苦ではない人
これは最低条件と言っていいかもしれません。
タクシーは1乗務で10時間以上運転し続ける仕事です。運転が苦手な人、嫌いな人にはそもそも続けるのが難しい。逆に「運転していると落ち着く」「長時間運転しても苦にならない」という人には大きなアドバンテージになります。
お客さんと自然に接することができる人
タクシーはサービス業です。乗車中のやりとりが乗客の評価に直結し、配車アプリの口コミや指名にも影響します。
接客が得意である必要はありませんが、お客さんと普通に話せる、愛想よく接することができるという最低限のコミュニケーション能力は必要です。接遇が苦手、人と話すのがストレスという人にはしんどい場面が多くなります。
一人で黙々と動くのが好きな人
タクシーの仕事は基本的に一人です。指示を待つのではなく、自分でエリアを考え、どう動くか判断しながら仕事を進めます。
「一人で集中して働きたい」「自分のペースで仕事をしたい」という人には向いています。逆にチームで動く仕事が好きな人、誰かと一緒に仕事をするのが好きな人には物足りないかもしれません。
収入の変動を自分でコントロールしようとできる人
完全歩合制の場合、頑張れば収入が増え、サボれば減ります。
「自分の努力で収入を変えたい」という意欲がある人は向いています。どの時間帯にどのエリアで動くか、配車アプリをどう使うかで月の売上が変わる仕事なので、試行錯誤を楽しめる人にはやりがいのある仕事です。
夜型、または不規則な生活リズムに適応できる人
隔日勤務は深夜まで働くのが基本です。帰宅するのは深夜2〜3時になることが多く、生活リズムは不規則になります。
元々夜型の人、あるいは多少の不規則さに適応できる人は慣れやすいです。
タクシー運転手に向いていない人
運転が苦手、嫌いな人
これは向かないというより、そもそも続けられません。長時間の運転を毎乗務こなすことが前提の仕事なので、運転自体が苦痛な人には向きません。
毎月決まった収入がないと不安な人
完全歩合制は良い月と悪い月で収入に差が出ます。「毎月いくら入るかわからない」という状況が精神的につらい人には向いていません。
固定給制のタクシー会社を選ぶか、別の職種を検討した方がいいでしょう。
暇な時間のストレス耐性が低い人
客が来ない暇な日は、収入がなかなか上がらないまま時間だけが過ぎます。これがメンタルにじわじわとダメージを与えます。
私自身、暇な日のしんどさは転職前に想定していなかった点でした(詳しくは[後悔記事]をご覧ください)。売上への焦りを引きずらずに気持ちを切り替えられる人の方が向いています。
規則正しい生活リズムを崩したくない人
隔日勤務は深夜まで働き、帰宅後も4〜5時間で目が覚めてしまうことが多い。体内時計が乱れやすく、毎日同じ時間に起きて規則正しく生活したい人には合いません。
家族との夜・週末を最優先したい人
乗務日は朝から深夜まで不在になります。家族との夕食・週末の予定が立てにくく、家族の理解が必要です。家族との時間を最優先したい人には、生活スタイルが合わない場面が多くなります。
「向いていない」と思う要素があっても大丈夫な場合
道を覚えるのが苦手
「道を覚えるのが苦手だからタクシーは無理かも」と思っている人は多いですが、これはあまり心配しなくていいです。
今はナビがあります。道がわからなければナビを使えばいいし、恥ずかしがらずにお客さんに「どのルートがいいですか?」と聞いてしまえばいい。最初は知らない道ばかりで緊張しますが、乗務を重ねるうちに自然と覚えていきます。
体力に自信がない
長時間の乗務と聞くと「体力が必要そう」と感じるかもしれませんが、座ったままの仕事なので肉体的な消耗は思ったより少ないです。
きついのは睡眠リズムの乱れと深夜の眠気の方で、これは体力より慣れの問題です。
転職を考えている人へ
「向いているかも」と感じたなら、まず複数の会社の条件を比較してみてください。会社によって歩率・勤務形態・研修制度が大きく異なります。
まとめ
向いている人
- 運転が好き、または苦ではない人
- お客さんと自然に接することができる人
- 一人で黙々と動くのが好きな人
- 収入を自分でコントロールしようとできる人
- 不規則な生活リズムに適応できる人
向いていない人
- 運転が苦手・嫌いな人
- 毎月決まった収入がないと不安な人
- 暇な時間のストレス耐性が低い人
- 規則正しい生活リズムを崩したくない人
- 家族との夜・週末を最優先したい人
向いていないと思っても大丈夫な場合
- 道を覚えるのが苦手 → ナビ・お客さんへの確認で対応できる
- 体力に自信がない → 肉体的消耗より睡眠リズムの乱れが主な課題

