配車アプリを使いこなすタクシードライバーの1日【時間帯別の動き方を公開】

タクシーの仕事

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「タクシー運転手って、駅の乗り場に並んで待つだけじゃないの?」

そう思っている人は多いと思います。実際、そういうドライバーも多いですが、私はほとんど乗り場には並びません。

私は関西で現役タクシー運転手をしており、配車アプリを中心に稼ぐスタイルで動いています。この記事では、なぜ乗り場に並ばないのか、どう動いているのかをリアルに解説します。


この記事でわかること

  • 乗り場に並ばない理由
  • 配車アプリ中心で動く1日の時間帯別の戦略
  • アプリが鳴る場所の見つけ方
  • 深夜はどう動くか

なぜ乗り場に並ばないのか

タクシードライバーの営業方法として、駅や繁華街の乗り場に並んで順番を待つスタイルがあります。ただ私はほとんどこれをしません。理由は2つあります。

アプリとの相性が悪い

配車アプリをONにしたまま乗り場の待機列に並ぶと問題が起きます。列に並んでいる途中でアプリが鳴っても、列から抜け出せない状況だとキャンセルせざるを得ません。キャンセルをするとアプリ側からペナルティを受けることがあり、アプリの配車が来にくくなってしまいます。

乗り場とアプリを同時に活用しようとすると、どちらも中途半端になります。

待機列が長いと効率が悪い

乗り場に車が何十台も並んでいる状態だと、自分の順番が来るまで長時間待つことになります。その間は収入ゼロです。

ただし、たまに通りがかったときに待機が0〜1台という乗り場があれば、そのときは並びます。「並ぶのか並ばないのか」ではなく、そのときの状況次第で柔軟に判断するというのが正確なスタンスです。


時間帯別の動き方

朝〜夕方:住宅街でアプリ待ち

朝から夕方にかけては、住宅街を基本拠点にしています。

住宅街といっても、どこでもいいわけではありません。時間帯によってどんな人がタクシーを使いそうかを考えながらエリアを変えています。

  • 午前中:駅へ向かう現役世代が多いエリアや、病院に行く年配の方が多く住むエリア
  • 昼〜夕方前:食事や買い物に出かけそうな高級住宅街など

アプリが鳴るエリアには傾向があります。どこで鳴りやすいかは最初わからないので試行錯誤ですが、乗務を重ねるうちにある程度つかめてきます。私も今でも試行錯誤を続けています。

アプリ待ちの間は、交通の妨げにならない場所に停車していることが多いですが、配車が来そうな複数のエリアを横断するように流しながら待つこともあります。


夕方〜夜:帰宅ラッシュは駅近くへ

夕方になると帰宅ラッシュが始まります。

この時間帯は駅のタクシー乗り場が混み合い、タクシーが不足することがあります。そういうタイミングは駅の近くで待機しておくとアプリが鳴りやすくなります。乗り場に空きがあれば並ぶこともあります。


深夜:繁華街で流し営業も組み合わせる

アプリの配車が鳴らなくなってきて、終電の時間前後になったら繁華街に向かいます。

深夜の繁華街は、飲み終わったお客さんが流しのタクシーを探しています。この時間帯だけは乗り場待ちではなく、流し営業も積極的に行います。

深夜の繁華街は1回の乗車単価が高くなりやすく(終電を逃した人が遠方まで乗ることが多い)、短時間で売上を積み上げられます。


アプリが鳴る場所をどう見つけるか

「どこに行けばアプリが鳴るか」は、正直なところ最初は全くわかりません。

需要だけでなく「競合の数」が重要

よくある誤解として、「需要が多い場所=稼ぎやすい場所」ではありません。

たとえばビジネス街や観光地は、ビジネス客や観光客がタクシーを使う需要があります。ただし、同じことを考えているタクシーが集まるため競合が多くなりすぎることがあります。競合が多いと、アプリの配車は分散して1台あたりに鳴る回数が減ります。

私の乗務エリアでは、ビジネス街・観光地周辺は競合が多すぎてアプリがあまり鳴らないため、あえて避けています。

稼げる場所の条件は「ある程度の需要があって、競合が少ないエリア」です。

試行錯誤を重ねた結果、私にはそういうエリアが見えてきました。今はそのエリアを中心に動いています。ただしこれはエリアによって全く異なるので、自分の乗務エリアで自分なりに探していくしかありません。

私が意識していること:

  • 需要と競合のバランスを見てエリアを選ぶ(需要があっても競合が多すぎると鳴らない)
  • 誰がタクシーを使いそうかを考えて時間帯×客層×エリアを組み合わせる
  • 過去に鳴った場所・時間帯を記録しておく(私は乗務終わりに日報を毎回写真に撮って全部保存している。「平日のこの時間帯はどうだったか」「月末の夜はどのエリアで需要が高かったか」「長距離が出たのはどういう日のどの時間帯か」など、後から振り返って参考にしている)
  • 鳴らない場所に長居しない(見切りをつけてエリアを変える)

これに正解はなく、試行錯誤の積み重ねです。同じ会社のベテランドライバーから話を聞くのも参考になります。


このスタイルのメリット・デメリット

メリット

  • アプリに集中できるのでペナルティを受けにくい
  • 時間帯・エリアを自分の判断で動けるので自由度が高い
  • 乗り場の待機列のストレスがない

デメリット

  • アプリが全く鳴らない日は本当に暇で精神的につらい
  • どこにいれば鳴るか、自分で考え続けないといけない
  • 乗り場に並ぶドライバーより「確実性」は低い

転職を考えている人へ

タクシーの稼ぎ方に正解はありません。乗り場メインで稼ぐドライバーも、アプリ中心で動くドライバーも、それぞれのやり方で結果を出しています。

ただ言えるのは、配車アプリを使いこなせるかどうかが今の時代の収入に直結するということです。転職先を選ぶときは、どのアプリに対応しているかを必ず確認してください。

配車アプリと対応会社については[こちらの記事]で詳しく解説しています。

複数の会社を比較したいなら、ドライバー専門の転職サービスが便利です。


まとめ

  • 乗り場に並ぶとアプリとの併用が難しく、待機列が長いと効率も悪い
  • 朝〜夕方は住宅街でアプリ待ち。客層を意識してエリアを変える
  • 帰宅ラッシュは駅近くに移動
  • 深夜はアプリが鳴らなくなったら繁華街で流しも組み合わせる
  • どこでアプリが鳴るかは試行錯誤。乗務を重ねるうちにつかめてくる
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