タクシー転職前に確認すべき「配車アプリ対応状況」【Go・DiDi・Uber を現役ドライバーが比較】

タクシー転職

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タクシー会社を選ぶとき、給料の歩率や勤務形態に注目する人は多いですが、どの配車アプリに対応しているかを確認している人は少ないと思います。

これ、実は収入に直結する重要なポイントです。

私は関西で現役タクシー運転手として働いており、Go・DiDi・Uberの3つを実際に使っています。この記事では、各アプリの特徴を現場目線でリアルに比較します。

なお、配車アプリの普及状況や乗り場事情は地域によって大きく異なります。この記事の内容は関西エリアでの体験をベースにしており、都市部と地方、あるいはエリアによって実態が違う場合があります。参考情報としてご覧ください。


この記事でわかること

  • 配車アプリ対応状況が収入に影響する理由
  • Go・DiDi・Uberそれぞれの現場での実態
  • 転職先を選ぶときに何を確認すべきか

現代のタクシーは「待っているだけ」では稼げない

まず前提として知っておいてほしいことがあります。

「タクシー運転手=駅や繁華街の乗り場に並んで待つ仕事」というイメージを持っている方は多いと思います。実際そういう時代もありましたが、今は違います。

乗り場に並んで待つだけでは、稼げる金額がたかが知れています。

現代のタクシードライバーが収入を上げるには、配車アプリを積極的に使いこなすことが必須です。

乗り場に並べるかどうかも会社次第

「それなら乗り場で待てばいいのでは?」と思うかもしれませんが、実はそう単純ではありません。

タクシー業界には、このご時世でも縄張りのような慣習が残っています。共同で使える乗り場であっても、暗黙のルールとして特定の会社しか並べない場所があります。また私鉄の駅など、特定の会社専用の乗り場も存在します。特に地方エリアでは、こうした慣習が色濃く残っているケースが多いです。

規模の大きい会社や地域に根付いた会社ほど使える乗り場が多く、小規模・独立系の会社では選択肢が限られることがあります。

つまり、乗り場での営業効率も会社によって違うということです。

配車アプリが重要な理由

タクシーの営業方法は主に3つです。

  • 流し営業:道路を走りながら手を挙げた客を拾う
  • 乗り場待ち:駅や繁華街の乗り場に並んで待つ
  • 配車アプリ経由:アプリからの依頼を受けて指定場所に向かう

流し営業と乗り場待ちは会社の状況に左右される部分が大きいですが、配車アプリは個人の努力で結果を変えやすい営業手段です。アプリが鳴らない暇な時間帯でも、対応アプリが多ければそれだけチャンスが増えます。

対応アプリが多い会社ほど収入の底上げがしやすく、逆に少ない会社は流し一本に頼らざるを得ません。同じ実力のドライバーでも、会社の対応アプリ次第で月の売上に差が出ます。


Go・DiDi・Uber を現場で使って比較した

Go

件数:◎(3アプリ中で圧倒的に多い)
単価:◎(高額乗車も珍しくない)
キャンセル料:×(なし)

利用者数が圧倒的に多く、配車依頼の件数は3アプリの中で断然トップです。1万円を超えるような長距離乗車もGoからが多く、売上インパクトが大きい。

ただし、配車先の選定基準がブラックボックスなのが気になります。

一番近い車が選ばれるとは限らず、ランキングや契約形態など複雑な基準で配車先が決まっているようですが、詳細は非公開です。また、Go運営会社と同じ系列である日本交通のドライバーが優先されているとも言われており、独立系のタクシー会社のドライバーには不利に働く場面があるかもしれません。

キャンセル料がないのも痛い点です。配車先に向かったのに客が来なかった場合、その時間と距離が丸ごとロスになります。


DiDi

件数:△(3アプリ中で最も少ない)
単価:△(短距離が多い)
キャンセル料:○(固定500円)

現状では件数・単価ともに3アプリの中で最も物足りない印象です。短距離の配車が多く、1件あたりの売上が上がりにくい。

ただしキャンセル料が固定500円でもらえるのは評価できます。客が来なくても500円は確保できるので、無駄足のダメージを一定程度カバーできます。

将来的な伸びしろという点では注目しています。DiDiはもともと中国発の配車サービスで、中国人ユーザーが母国で使い慣れているアプリです。日中間の外交関係の影響もあり伸び悩んでいる中国人インバウンドが本格的に回復すれば、DiDi経由の配車件数が増える可能性があります。今は低迷していても、対応しておく価値はあるアプリだと思っています。


Uber

件数:○(GoとDiDiの間)
単価:○(距離が長めの配車が多い)
キャンセル料:◎(状況によって1,000円以上もらえることも)

最近になって私の会社でも対応を開始しました。使い始めてみると、予想以上に配車依頼が来ることに驚きました。

件数はGoほど多くありませんが、DiDiよりは明らかに多い。そして距離が長めの配車が多く、単価が高い傾向があります。

最も気に入っているのがキャンセル料の仕組みです。客が来なかった場合などに発生するキャンセル料が、状況によっては1,000円以上もらえることがあります。GoはキャンセルされてもゼロですがUberはちゃんと補償される。これは稼働効率に大きく影響します。

また、配車の仕組みが最も公平だと感じています。基本的に一番近くにいる車に最初に配車依頼が来るため、どの会社のドライバーでも平等にチャンスがあります。


3アプリをまとめて比較

Go DiDi Uber
配車件数
単価(距離)
キャンセル料 なし 固定500円 状況次第で1,000円以上
配車の公平性 △(基準不透明) 不明 ○(最近傍優先)
総合

転職前に確認すべきこと

タクシー会社への転職を考えているなら、面接や見学の際に以下を確認してください。

「どの配車アプリに対応していますか?」

GoだけかUberも対応しているか、DiDiは入っているか。対応アプリが多いほど稼げるチャンスが広がります。

また、対応アプリが増える予定があるかどうかも聞いておくと良いです。私の会社のようにUber対応が遅かったケースもあるので、今後の方針を確認しておくことで入社後のギャップを減らせます。

複数の会社を比較したいなら、ドライバー専門の転職サービスが便利です。


まとめ

  • 配車アプリ対応状況は転職先選びの重要な確認事項
  • Goは件数・単価ともにトップだが配車基準が不透明
  • DiDiは件数・単価が物足りないがキャンセル料が固定500円
  • Uberは単価高め・キャンセル料が手厚く・配車が公平。最近対応した会社も増えている
  • 面接で「どのアプリに対応していますか?」と必ず確認しよう
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